結婚しない理由1位は男女とも「自由でいたい」
いったい、なぜ結婚する意思がないのか。その理由を複数回答から探ると、ここでも男女差がはっきり出た。女性(20代~30代)では「結婚に縛られたくない、自由でいたい」(48.9%)、「結婚するほど好きな人に巡り合っていない」(48.8%)、「結婚という形式にこだわる必要性を感じない」(41.0%)がダントツに高いトップスリーとなった=図表3参照。
一方、男性では(20代~30代)では、1位「自由でいたい」と2位「好きな人に巡り合っていない」は同じだが、3位に「結婚生活を送る経済力がない、仕事が不安定」(36.0%)が浮上した。
また、女性では「名字・姓が変わるのが嫌・面倒」と「仕事・家事・育児・介護を背負うことになる」が男性よりも突出して高いことも特徴だ=再び、図表3参照。
6月14日、野田聖子・少子化担当大臣は会見で、「デートをしたことがない20代男性が4割」などの結果についてどう思うか問われた野田氏は、
「最近の20代男性には自分だけで過ごせるような多様なツール、たとえばネットなどが増えてきたこともあると思う」
と感想を述べた。そして、
「アンケートの中では、『結婚したい』と望んでいる未婚の男女が多数いらっしゃる。その人たちが抱えている目の前のいろんな事情を丁寧に一つひとつ解決していくことが大切だと思う」
「ひと昔前、私たちの時代には対面で出会っていないとなんとなく後ろめたい、みたいなところもあったが、むしろ今はオンラインでつながっていくことが主流になってきている。(中略)。(それらも活用し)さまざまな角度で応援したい」
と、政府支援の「婚活」に意欲を燃やしたのだった。