どこまで下がる日本円 日米で金融政策発表、金利差広がる!?(6月13日~17日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 日米の金利差、一段の拡大観測

ドル・円予想レンジ:1ドル=133円00銭~137円00銭

2022年6月10日(金)終値 134円42銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、引き続き、ドル堅調か。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。10日発表の5月の米CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回ったことなどで、米国のインフレ抑制で利上げ強化に対する警戒感が高まり、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大観測を背景にドルは一時1ドル=134円半ばまで上昇した。

   今週のドル円相場は、引き続き、ドルが堅調となりそうだ。基本的な日米金利差の拡大という構図に変化はなく、むしろ、一段の金利差の拡大観測が強まっており、ドル買い・円売り姿勢が継続するだろう。

   14~15日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で米国の利上げ継続姿勢が後退することはなく、一方で16日の日本銀行の金融政策決定会合で、現行の金融緩和策が変更される可能性もない。となれば、ポジション調整以外のドル売り・円買いは考えづらく、ドルは堅調の動きを続けるとみられる。

   経済指標は、国内では13日に4~6月期法人企業景気予測調査、15日に4月の機械受注、16日に日銀金融政策決定会合(17日まで)、5月の貿易収支、17日に日銀の黒田東彦総裁会見などの発表が予定されている。

   海外では、14日にFOMC(米連邦公開市場委員会、15日まで)、米国の5月の卸売物価指数、15日に中国の5月の鉱工業生産と小売売上高、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長会見、米国の5月の小売売上高、16日に米国の5月の住宅着工件数、17日に米国の5月の鉱工業生産などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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