日本の韓国旅行熱、高くなるだろうとの見方も
今回の「日本旅行」再開について、韓国紙は大々的に取り上げている。朝鮮日報(6月5日付)「韓国人の日本旅行、もし現地でコロナに感染したらどうすればよいか」は、手取り足取り、日本のコロナ対策を克明に紹介、規則は「順守すべきである」と呼びかけている。
ほかに、中央日報(6月7日付)「韓日、観光再開に向け準備に奔走」は(1)(2)の2回に分けて特集、日本と韓国がともに「リベンジ観光」熱気に湧いているが、日本の韓国旅行熱のほうが高くなるだろう、という見方を示している。
同紙は、韓国観光公社東京支社のチョン・ジンス支社長のコメントとして、「現在は、積極的に韓国旅行を望む(日本の)若い女性を中心に観光ビザ申請の熱気が高いが、ノービザ訪問が可能になれば全世代に韓国旅行ブームが広がるだろう」「コロナ以前は訪日韓国人が訪韓日本人よりもはるかに多かったが、これからは両国訪問者数が同じくらいか、あるいは逆転する可能性が高い」と紹介している。
これに対して、中央日報(6月3日付)「『韓国人の彼氏が軍隊に行く前に...』日本人数百人『徹夜待ち』で長蛇の列」では、日本人女性たちのこんな声を紹介している。
「在日韓国大使館には日本人が夜を徹してビザを申請しようとする行列が見られた。(中略)韓国行きのビザ発給を受けようとする理由も各自さまざまだった。ある女性は『韓国に彼氏がいて、8月に軍隊に入る』とし『その前に会いたい』と話した。(中略)『K-POPアイドルになりたい。そのために韓国に留学に行く』など多様な理由が続いた」
いずれにしろ、インバウンド再開で、日本と韓国が再び友好な隣国関係に戻ることを願うばかりだ。
(福田和郎)