「人類の辛抱と長蛇」から55年...2025年「大阪・関西万博」は待たずに入れる万博に期待!

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ポイントは「交通の平準化」...「待たずに気持ちよく来てほしい」

   来場者輸送基本方針における重要なテーマとして協会は、「交通の平準化」を挙げた。

   そこで、万博では、来場者に向けてチケットコントロールシステムを導入し、入場できる時間帯や日時を設定した入場券を発売する。

「前売り券を買っていただいたら、予約については何カ月前かに開始するようなイメージ」(協会の担当者)

   また、万博期間中の交通機関の混雑緩和のため、大阪メトロの沿線企業にテレワークの実行を呼びかける。

   1970年の大阪万博では、その会場の混雑ぶりから、「人類の辛抱と長蛇」とも揶揄されたが、2025年の大阪・関西万博では、

「並んだり待ったりがなく、待たずに気持ちよく来ていただきたいと思います。また、一般交通と万博交通双方が安全で円滑に移動できる輸送を目指しています」

と協会の担当者が語るなど、陸と海の交通を活かし、密のない博覧会を目指す考えだ。

   協会では、この基本方針をもとに2022年秋頃までに具体的なアクセスルートを策定。また、万博開催までにインフラの整備や、一般交通をコントロールする実証実験を進めていく。

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