2022年は仮想通貨 冬の時代か?(東京大学 迫嵩明さん)
初回から申し訳ありません! 大学の勉強やその他の活動に時間が取られ、取引できませんでした。
そこで今回は、私が仮想通貨にどういった形でこれまで関わってきたかと、2022年の仮想通貨市況はどうなるのか、などについて書きたいと思います。私が仮想通貨投資を始めたのは、2020年、高校3年生の時です。基本ビットコイン(BTC)を長期ロング(買い)で、それでもすごい利益が出ました。ビットコインを買おうと思ったのは、ビットコインのホワイトペーパーを読んだときに、これは新たな通貨の形が出現したと思い、このテクノロジーに投資しようと思ったからです。
通貨の歴史を辿るとおもしろくて、初めは物々交換を行っていたとこらから、貝殻などが通貨として使われるようになりました。続いて、希少性を持つとともに基本劣化しない金や銀が通貨として用いられ、その次には紙幣が誕生しました。
初めは金本位制や銀本位制をとって紙幣と一定の量の金や銀が兌換できるようにしていましたが、それではそれ以上の経済活動ができないため、人間は金や銀の信用を使わずに国の信用を担保に紙幣を発行しました。そうしたことにより、国はいくらでも紙幣を擦れるようになり、紙幣の価値に疑問を持つ人が出てきました。
それがサトシナカモトを中心とするビットコイナーです。彼らは既存の金融システムに疑問を呈しそのアンチテーゼとして、ブロックチェーンに金融情報をのせビットコインを発明しました。ブロックチェーンという改竄不可能なデータを書き込めるテクノロジーを持ってしてビットコインは誕生しました。私はこのストーリーを知り、人間は新たな通貨を獲得したことに興奮しました。そういった経緯で私はビットコインを長期保有することに決めました。
今年の仮想通貨市況ですが、厳しいと言わざるを得ません。なぜなら、去年ごろから仮想通貨市況が株式市場の市況にとても影響されるようになっていて、今年の株式市場が荒れることが予想されるのでそれに伴って、仮想通貨市況も落ちると考えられるからです。
1万円からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月3日現在 1万円
◆ 池田昇太のワンポイントアドバイス
はじめまして。筆者も以前、ビットコインをきっかけにお金の歴史を追った経験があり、お金の姿は貝殻や金・銀・紙、そしてデジタルデータと姿を変えていったことや、金や国家が価値を裏付けていたことなどを学びました。
ブロックチェーン技術は課題が多く、実生活やビジネスでの利用は困難なところがありますが、筆者もブロックチェーンの未来には注目しています。
ご指摘のとおり、現在の仮想通貨は不安定で、米国での利上げ・量的引き締めなどの影響を受け、株式同様に値下がりしている状況です。長期的に見ても下落トレンドに入っていると判断できるので、今後トレンドが続くのかどうか、もしくはトレンドが転換するのかを注視していく必要があると考えています。頑張ってください!
学生投資連合USIC代表
高校3年生の時に株式投資のおもしろさに目覚める。日本株、米国株、仮想通貨投資を行う。長期的に伸びる市場でビジネスを展開している企業に長期投資することをモットーとしており、テンバガーを虎視眈々と狙っている。 金融を学ぶ「おもしろさ」、投資を始める「意義」を多くの人に知ってほしいと切に願う。
学生投資連合USIC:https://www.usic2008.org/
◆ ◆ アドバイザーのプロフィール
フリーランスのWebディレクター。金融系メディアを対象に執筆やディレクター業務に従事。投資歴7年。FXと仮想通貨をメインにトレードしています。ファンダメンタル分析よりかはテクニカル分析を好む。最近はNFT(非代替性トークン)の詐欺事例、法的問題について関心あり。
大学対抗戦「暗号資産バトル」競技ルール
・元本は1万円。
・通貨の選定は自由。ただし、国内の事業者で買える暗号資産に限定。
・レバレッジはかけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)とする。
・元本割れは1回まで。2回、資産を失った場合は、その時点でリタイアとする。
・運用期間は6か月。最終週時点での資産増減額で順位を決める。