パート主婦の夢「60歳から海外で働きたい」は無謀?希望アリ?で大激論! ユーチューバーというアイデアもあるが...専門家に聞いた(3)

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「今からプログラミングを覚えることも1つの方法です」

――川上さんならズバリ、投稿者にどうアドバイスをしますか。今後、どう生きたらよいでしょうか。

川上さん「投稿者さんは、しっかりと意志を持って、ご自身のキャリアをデザインしようと努めていると感じます。描いているのは、ほかの誰でもない、投稿者さんご自身の未来像です。いまはご自身にとって最優先の役割である子育てに真摯に向き合い、まずなすべきことをなしたうえで、さらにその次の道を考えようとされている姿勢に感服いたします。
ただ、今時点では進みたい道が具体的にはイメージできていないようです。今のうちから正解を1つに絞ってしまうのではなく、ご自身のキャリアを一から再構築するつもりで、さまざまな可能性を模索されてよいのではないでしょうか」
ネット上でさまざまな仕事を請け負う方法もある(写真はイメージ)
ネット上でさまざまな仕事を請け負う方法もある(写真はイメージ)
川上さん「人生100年時代に、年齢を重ねた後も長く働き続けていくことを想定した場合、多かれ少なかれ、インターネットの活用は必要になってきます。少しでも仕事で使う場面を増やし、慣れておかれたほうがよいでしょう。また、必ずしも海外移住を前提にする必要がないのであれば、インターネットを介した仕事なら、日本にいながら海外からも仕事を請けることが可能です。
たとえば、今からプログラミングを覚えることも1つで、ネット上でさまざまな仕事を請けるクラウドソーシングなどもあります。今から少しずつでも始めていかれれば、60歳になられる頃には10年の実績が積み重なっています。
仕事は必ずしも1つに絞る必要はありません。今は副業も市民権を得てきました。枠を狭めてしまわず、できそうなこと、やってみたいことを少しずつ経験していくなかで情報が増え、10年後どうなっていたいかが、ご自身の中でより具体的にイメージできるようになってくるでしょう。すると、取得したい資格や学び直すべきことなども具体的に見えてくるのではないでしょうか」
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