パート主婦の夢「60歳から海外で働きたい」は無謀?希望アリ?で大激論! ユーチューバーというアイデアもあるが...専門家に聞いた(3)

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「ユーチューバーは現実味のある柔軟な発想です」

インターネットを活用するスキルを磨こう(写真はイメージ)
インターネットを活用するスキルを磨こう(写真はイメージ)

――たしかにそうですね。「挑戦しなさい」というエールを贈る人たちは「ユーチューバーになろう」「起業をしよう」「クルーズ船で働こう」と、さまざまなアイデアを出していますね。

川上さん「ユーチューバーや起業など、一見するとふざけているようなアドバイスだと感じる人がいるかもしれません。しかし、投稿者さんの希望を実現することは簡単ではない、という前提に立つと、既成概念にとらわれず、発想はできる限り柔軟にしたほうがよいのではないでしょうか。
むしろ、簡単ではない道だからこそ、自らが最初の事例になるくらいのつもりで方法を模索し、後進のための道をつくるという考え方もあってよいのだと思います。そう考えると、回答者からのアドバイスは、いずれも決してふざけたものではなく、現実味のあるアイデアなのではないでしょうか。むしろ、既成概念にとらわれてしまうと、できない理由しか浮かんでこないように思います」

――現実的なアドバイスとしては、60歳になるまで10年間あるのだから、その間、就労ビザが取れるような資格の勉強をしよう、あるいはJICAの海外協力隊を目指そうという意見があります。

川上さん「ユーチューバーや起業などと同じく、難易度の高い選択肢だと思います。しかし、前例が少ない道を進まなくてはならないこと、10年という準備期間があることを考えれば、いずれも現実的な可能性を秘めた選択肢だと思います」
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