地銀の再編ドミノが加速...東洋経済「瀬戸際の銀行」、ダイヤモンド「保険ランキング」、エコノミスト「日本のEV大逆襲」を特集

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EVで日本が大逆襲

「週刊エコノミスト」(2022年6月14日号)
「週刊エコノミスト」(2022年6月14日号)

   「週刊エコノミスト」(2022年6月14日号)の特集は、「EV日本の大逆襲」。日産と三菱自動車がこのほど「130万円台の軽」EVを発表。今年は、日本の「EV元年」と位置付けている。

   電気自動車の分野で欧米や中国に押されていた日本が、「ついに反撃ののろしを上げた」と勇ましい。日産が発表した「サクラ」は三菱自動車との共同開発。満充電で180キロを走ることが可能だ。

   注目されるのは、その値段。販売価格は233万円からだが、国の電動車の補助金(55万円)を使えば、180万円弱。さらに、自治体の補助金(東京都で45万円)を使えば、133万円と、ガソリンエンジンの自動車とほぼ同じ値段で買える。

   三菱自動車も姉妹車「ekクロスEV」を発表。両車は、この夏から発売を開始する。2社を合わせた年間の生産目標は6万台だ。

   21年の新車販売台数に占めるEVの比率は欧州が17%、中国が16%、米国が4.5%であるのに対し、日本は0.9%と著しく低い。

   しかし、自動車の販売台数で日本は世界3位であり、潜在的な市場は大きい。韓国の現代自動車は一度撤退した日本市場にEVと燃料電池車(FCV)2車種のオンライン販売で再参入する。

   ホンダやヤマハ発動機など日本勢が圧倒的なシェアを持つ世界の二輪市場。二輪車の交換式バッテリーで、日本は世界に先行しているという。

   EVで日本は出遅れているとばかり思っていたが、勝機はまだあるようだ。

(渡辺淳悦)

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