サブスクは自己投資や家計に本当におトクなのか!? 自分にとって便利なサービスを見つけよう【ひろ子ママの教訓 その108】

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   きょうは50代のFさんがいらっしゃっています。

「最近では、さまざまなサービスがサブスクリプション(定額制サービス)に移行しています。私も動画系・音楽系・お得なポイントサービスなどたくさんサブスクを利用しています。物があふれている世の中で「物を所有しない」サブスククリプション(サブスク)は便利だと思いますが、本当に便利なのかなとモヤモヤすることもあります」
  • サブスクについてよく考えてみましょう、というお話!
    サブスクについてよく考えてみましょう、というお話!
  • サブスクについてよく考えてみましょう、というお話!

お試しからズルズル入りっぱなし

   定番の動画や音楽をはじめ、洋服、食べ物まで便利なサブスクが増えていますよね。物を所有するよりも気楽で便利なサービスも多く、Fさんも契約しているサービス数がどんどん増えているのではないでしょうか。

   私も「初月無料」「2か月間タダ」このようなWeb広告をみて、「試してみようかな」と軽い気持ちで契約したこともあります。しかも、結局サービスを使わなかったのに、解約をし忘れて利用料が発生してしまったことも。

   2021年10月にアルファノート株式会社が行った「サブスクに関する調査」では、約4割もの人が「サブスクを解約したことがない」と入りっぱなしの人が多い結果となりました。月額が安いため、気にすることなく契約したままという方も多いようです。

   学びのためのコミュニティ、英語のアプリなど自己投資のサブスクもあまり使っていないのに、入りっぱなしになっていませんか? 「今は忙しいけど落ち着いたら参加しよう」「入っていると何となく勉強した気になる」と入りっぱなしの人もいると思います。

   なるべく支出を減らしたいとランチ代の数百円の差を気にする人も、サブスクでは「まっいいか」となってしまう、人間の不思議な心理ですね。契約したこと自体忘れていて、お金だけ払い続けている人もいるでしょう。Fさんも契約しているサブスクが本当に必要なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。

サブスクは暮らしを充実させる?

お悩み中

   毎月プラスでお金を払うと配送料が無料になったり、特典がついてきたりサービスもあります。一見、便利で生活を充実させるサービスに思えますが、必ずしもすべての人にプラスにはならないこともあります。

   以前、毎月300円払うと提携会社のサービスが割引になるというサブスクを利用したことがあります。結局、1年間で使ったのは2回くらいで1000円程度の割引でしたね。1年間で3600円の支出に対して割引が1000円......。結果的にマイナスでした。

   Fさんも昨年1年間に支払った金額と、そのサービスを使ったことでお得になった額を比べてみましょう。トータルでマイナスだったら、辞めてしまっていいと思います。目先の特典やお得さに飛びつきたくなりますが、そのサービスが本当にお得なのかを半年?1年ごとに見直してみてはいかがでしょう。スマートフォンのキャリア払いのサブスクは見落としやすいので、「うっかり払い」がないように確認が必要です。

使い放題は時間の浪費につながるかも

ガッツポーズ

   払ったサブスクの金額に対し、使用量が少ないことはお金の浪費になってしまいますよね。そのため、動画のサブスクに「毎月1000円払っているから」「半年分を先に払ってしまったから」と、せめてその分の元をとろうと、映画を月に20本以上見ている人もいるかもしれません。

   実際に私も、1日に海外ドラマを10本以上、しかも朝方まで見てしまった経験もあります。次の日仕事だったこともあり、朝まで起きていたことへの後悔や時間を無駄にしてしまったという罪悪感もありました。

   「先月ほとんど見られなかったから、今月はたくさん見よう」「見放題だからたくさん見よう」など、映画をたくさん見ている理由はそれぞれだと思います。理由が「映画が好きで見たいから見る」というよりも「お金を払っているから見る」「契約しているから何となく見る」となっていては「時間の浪費」とも言えるのではないでしょうか。

   Fさんが「サブスクに対してモヤモヤ」する気持ちは、こんなところから感じるのかもしれませんね。とはいえ、Fさんにとっても本当にお得なサブスクもあると思うので、ぜひ選択しながら見つけてみてくださいね。

(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
姉妹サイト