きょうは50代のFさんがいらっしゃっています。
「最近では、さまざまなサービスがサブスクリプション(定額制サービス)に移行しています。私も動画系・音楽系・お得なポイントサービスなどたくさんサブスクを利用しています。物があふれている世の中で「物を所有しない」サブスククリプション(サブスク)は便利だと思いますが、本当に便利なのかなとモヤモヤすることもあります」
お試しからズルズル入りっぱなし
定番の動画や音楽をはじめ、洋服、食べ物まで便利なサブスクが増えていますよね。物を所有するよりも気楽で便利なサービスも多く、Fさんも契約しているサービス数がどんどん増えているのではないでしょうか。
私も「初月無料」「2か月間タダ」このようなWeb広告をみて、「試してみようかな」と軽い気持ちで契約したこともあります。しかも、結局サービスを使わなかったのに、解約をし忘れて利用料が発生してしまったことも。
2021年10月にアルファノート株式会社が行った「サブスクに関する調査」では、約4割もの人が「サブスクを解約したことがない」と入りっぱなしの人が多い結果となりました。月額が安いため、気にすることなく契約したままという方も多いようです。
学びのためのコミュニティ、英語のアプリなど自己投資のサブスクもあまり使っていないのに、入りっぱなしになっていませんか? 「今は忙しいけど落ち着いたら参加しよう」「入っていると何となく勉強した気になる」と入りっぱなしの人もいると思います。
なるべく支出を減らしたいとランチ代の数百円の差を気にする人も、サブスクでは「まっいいか」となってしまう、人間の不思議な心理ですね。契約したこと自体忘れていて、お金だけ払い続けている人もいるでしょう。Fさんも契約しているサブスクが本当に必要なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。