レンタル服「サブスクファッション」認知52.9%、利用者2.5%の調査結果 男女で差はあるか?

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「認知・内容理解は女性が多いのに対し利用経験は男性が多い」

   さて、MMD研究所が洋服月額レンタルサービスについて約1万人の男女に聞いた調査結果によると、「全く知らない」が47.0%と最も多い。次いで「言葉は聞いたことがあるが、内容はよく知らない」が28.6%、「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」が19.5%だった。

   これを消費者の購入意欲を「認知」⇒「興味・関心」⇒「比較・検討」⇒「購入・申込」と分解する「ファネル構造」という手法でみると、「認知」は52.9%、「内容理解」は24.3%、「利用経験」は2.5%となった。

   続いて、サービスの利用状況を性別・年代別に割合で見てみると、利用経験者に当てはまるのは、女性10代(5.9%)が最も多く、次いで男性20代(5.8%)だったという(図表1参照)。

(図表1)洋服月額レンタルサービスの利用状況(MMD研究所調べ)
(図表1)洋服月額レンタルサービスの利用状況(MMD研究所調べ)

   さらに、利用経験者に衣服の購入時・レンタル時・廃棄時にSDGs(持続可能な開発目標)を意識するかを聞いた。図表2がその結果だが、購入時・レンタル時には60代の意識が突出して高く、逆に、廃棄時には10代の意識が最も高かった。

(図表2)SDGsを意識したことがあるか(MMD研究所調べ)
(図表2)SDGsを意識したことがあるか(MMD研究所調べ)

   一連の調査からMMD研究所は「利用状況を性別で見てみると、認知・内容理解は女性が多いのに対し利用経験は男性が多く、衣類におけるSDGsへの意識は女性よりも男性のほうが高いことが分かりました」と指摘している

   ちなみに、実際の利用経験者にメインで利用したサービスを聞くと、男性は「メチャカリ」(33.9%)が最も多く、次いで「SELECT」(19.4%)、「ビズ服」(15.8%)となった。女性も一番人気は「メチャカリ」(22.9%)で、次いで「airCloset」(20.2%)、「Brista」(14.7%)の順だった。

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