未来都市のスタンダードになる日も近い? 自転車&電動モビリティのいまを知る「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO」まるっとリポート!

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「乗り物はないのですか?」...インパクト大な展示が!

   EXPOでは、非接触型の充電設備など、充電についてのさまざまな展示も行われていた。

   充電に関するブースの中でも、とくに目を引いたブースが日本フォームサービス株式会社だ。なんと、乗り物は1台も置いておらず、よくあるコンセントのタップがたくさん並んでいるだけの展示だ。

   記者も思わず、「乗り物はないのですか? パソコンのセールスですか?いったいこれは何ですか?」と聞いてしまった。逆に、インパクトのある展示だったかもしれない。

コンセントが並んだ日本フォームサービスのブース(撮影:会社ウォッチ編集部)
コンセントが並んだ日本フォームサービスのブース(撮影:会社ウォッチ編集部)

   日本フォームサービスが展示していたのは、「スマート充電タップ」(特許出願中)。この製品は、家庭の15A(アンペア)のコンセントで、最大100台の電動モビリティの充電を可能にするもの。

   電動モビリティを充電しようと複数台同時にコンセントへさすと、契約電力量をオーバーしてブレーカーが落ちることもあるそうだ。その問題を解決できるのが「スマート充電タップ」で、設定電力(たとえば15A)の範囲内で、接続した複数のコンセントに対して順々に充電状態を把握しつつ充電できるという。

   この機器を使うことで、電力会社との契約電力量を大きくすることや、コンセント設置工事などが不要になる。コストを考えるととても魅力的なアイディアだ。

   家庭でも複数台の電動モビリティを持つ時代も遠くはないと思うと、駐輪場の経営者だけでなく、家庭用としても注目を集めていきそうだ。

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