ロックダウン続く中国、不安定な米国株が国内景気回復の足引っ張る?(5月23日~27日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米ドル上値重く......

ドル・円予想レンジ:1ドル=126円50銭~129円00銭

2022年5月20日(金)終値 127円85銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。米国の金融政策の正常化による利上げで、米国経済に対する悪化懸念が強まり、ドルは一時1ドル=127円台半ばまで下落する局面があった。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。インフレ抑制に利上げを推し進める米金融当局に反して、米国の景気悪化の懸念の強まりから、米長期金利が低下する局面が出ている。ただ、米金融当局の利上げ方針に変更はなく、日米金利差を背景にドル高基調には変化はないが、米国の景気悪化懸念が強まれば、ドル売り材料となるため、米経済指標の結果には注意が必要だ。

   経済指標は、国内では25日に3月の景気動向指数改定値、27日に5月の東京都区部消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では、24日に米国の4月の新築住宅販売、25日にFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(5月3、4日開催分)、米国の4月の耐久財受注、26日に米1~3月期GDP(国内総生産)改定値、27日に米国の4月の個人所得と個人消費支出などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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