「知ってる」43%、「理解」18%、「利用」5%
それほど時代を席巻している「メタバース」というキーワードだが、いったいどれほどの人が知っているのだろうか。
MMD研究所では、まず18歳~69歳の男女7255人を対象に、メタバースを利用しているかどうか聞いたところ、「全く知らない」が56.6%と最も多く、次に「言葉は聞いたことがあるが、サービス名や内容は知らない」が19.5%、「サービス内容は知っているが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が10.3%、「利用している・過去に利用経験がある」が5.1%などとなった=図表1参照。
これを消費者の購入意欲を「認知」⇒「興味・関心」⇒「比較・検討」⇒「購入・申込」と分解する「ファネル構造」という手法でみると、「認知」は43.4%、「内容理解」は18.7%、「利用経験」は5.1%となった。6割近くが全く知らないというわけだ。
次に、メタバースの利用経験がある367人の性別・年代別比率をみると、「男性20代」が22.9%と最も多い。続いて「男性30代」が17.2%、「男性40代」が14.7%と上位となり、男性が69.2%、女性が30.8%となった。利用者の7割近くが男性だ。