米国のIT大手「マイクロソフト」やフェイスブックを運営する「メタ」など世界的なビッグ企業の参入が相次ぐ「メタバース」。
話題にならない日がないくらいだが、実際のところ、日本人はどのくらいメタバースを知っていて、利用したことがあるのか。モバイル市場専門の調査会社「MMD研究所」が2022年5月18日、「メタバース(仮想空間)に関する調査」を発表した。
それによると、18歳~69歳のうちメタバースを知っている人は4割、利用したことのある人に至っては「5%」だ。これほど世界を席巻しているビジネス用語なのに、それって多いの? 少ないの?
ANAはスマホの中で京都への旅再現
メタバースはいわばインターネットの進化形で、コンピューターやコンピューターネットワークの中に構築された、3次元の仮想空間やそのサービスを指す。アバター(自分の分身となるキャラクター)を介して人々が交流したり、仕事をしたり、遊んだりできるオンライン空間だといえるだろう。
このところ、ニュースにならない日はないくらいだ。たとえば、ここ数日の主な動きを見ても――。
「ANA、旅先はスマホの中 メタバースで京都へ、二条城など再現」(5月19日付、日本経済新聞)
「野村が『メタバース』参入検討で人材採用急ぐ、デジタル証券との親和性高い」(5月19日付、ブルームバーグ)
「ソニーG、メタバースを成長領域に 米バンジーの技術活用」(5月18日付、ロイター通信)
「『メタバース版ディズニー』を目指すキャラクター企業Superplasticの挑戦」(5月15日付、Japan Forbes)
「投資と無縁の40歳、メタバースの『土地』を130万円で買った 仮想空間で起きている『土地バブル』」(5月14日付、朝日新聞)
こういった案配なのだ。