ゴールデンウィーク明けも株式市場は神経質な展開か!?(5月9日~13日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 続く米国の利上げ観測

ドル・円予想レンジ:1ドル=129円00銭~134円00銭

2022年5月6日(金) 終値 130円57銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが堅調な動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが堅調に推移した。3~4日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.5%の利上げと量的引き締めが決定したことで、いったんは材料出尽くしから、1ドル=128円台まで下落する局面も見られたが、米国のインフレ高進に対する懸念は薄れておらず、金利先高観を背景に再びドルが上昇し、1ドル=130円台後半に上昇した。

   今週のドル円相場は、引き続き、ドルが堅調な動きになりそうだ。米国のインフレ高進に対する懸念は強く、さらなる利上げ観測が続いている。

   こうした米金利の先高観を背景に、ドルの堅調な地合いが続くだろう。今週は米国の消費者物価指数など経済指標の発表があり、その結果次第では、米国の金利先高観が強まり、一段のドル高となる可能性があり、注意が必要だ。

   経済指標は、国内では9日に日銀金融政策決定会合議事要旨(3月17~18日開催分)、3月毎月勤労統計、10日に3月家計調査、11日に3月景気動向指数、12日に日銀金融政策決定会合の主な意見(4月27~28日開催分)、4月景気ウォッチャー調査、13日に5月限オプショ特別清算指数(SQ)などの発表が予定されている。

   海外では9日に中国4月貿易収支、米国3月卸売物価、11日に中国4月消費者物価指数、中国4月生産者物価指数、米国4月消費者物価指数、12日に米国4月卸売物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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