「絵本は人生で3度読むべきもの」
「オメガオイルは3タイプに分かれます。『DHA』『EPA』『α-リノレン酸』を多く含む→オメガ3オイル、『リノール酸』を多く含む→オメガ6オイル、『オレイン酸』を多く含む→オメガ9オイル。このように3つの脂肪酸を混合しており、どの脂肪酸を多く含むかによって3タイプに分類されます。このなかで取るべき油はオメガ3オイルのみです」(大塚さん)
「製造過程で高熱処理を施されるサラダ油や何度も使い回す揚げ油には、トランス脂肪酸が含まれています。コンビニのおにぎりにも、『植物性油脂』と表示されたサラダ油などの安価な油が使われており、私たちは知らないうちにオメガ6の油を取りすぎているのです」(同)
最近、絵本の持つ特性から、大人にも人気が出ています。大人になったいま、絵本と向き合うと、幼い時には気付かなかったメッセージに気付くことがあります。
そこで今回は、オメガ3オイルの啓蒙活動を続けている、大塚さんが作成した妊活向けの絵本を紹介しました。この本は、コロナ禍の影響でオメガ3のイベントが中止となった経緯があり、そんな中でも、オメガ3が妊活に必要なことを伝えたい、という思いから作成したとのことです。
出版形態は自費制作で、大塚さんが啓蒙用に制作しました。原書は自著「最強の妊活!」(小学館)で、ビジネス書を子供にわかりやすく仕上げられています。啓蒙向けにこのような絵本が流行るのかもしれません。
柳田邦男は「絵本は人生で3度読むべきもの」と解説しています。それは、「自分が幼い時」「親になって子どもを育てる時」「人生の後半、祖父母の時」の3回。よい絵本は、年齢を重ねても読むたびに新たな感動があります。新たな感動とは、年齢によって異なる視点が楽しめるということです。絵本を通じて、自分の感性と向き合うことができるでしょう。
(尾藤克之)