20年ぶりの円安1ドル=130円 4日の米FMOCに警戒感、まだ金利差ひらく?(5月2日~6日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米ドルは堅調!?

ドル・円予想レンジ:1ドル=129円00銭~134円00銭

2022年4月29日(金)終値 129円83銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの堅調の動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇し東京市場では1ドル=130円、米ニューヨーク市場では1ドル=131円を突破。急激な円安が進行した。4月28日に日本銀行が28日の金融政策決定会合で大規模金融緩和策を継続し、加えて10年物長期国債利回り0.25%では無制限に国債の買い入れを行う指値オペレーションの強化を決めたことで、日米の金利差の拡大が材料となった。

   今週のドル円相場は、引き続きドルの堅調地合いが続きそうだ。日本がゴールデンウイーク(GW)中の4日にFOMC(米連邦公開市場委員会)による米国の金融政策が発表される。利上げ幅が0.5%なら材料出尽くしで、ドル売り優勢となる可能性もあるが、利上げ幅の拡大など金融引き締め強化が打ち出されるようであれば、ドルは一気に1ドル=134円付近まで上昇する可能性もある。

   経済指標は、国内では2日に4月の消費動向調査などの発表が予定されている。

   海外では、2日に米国の4月のISM製造業景況指数、3日にFOMC(4日まで)、4日に米国の4月のADP雇用統計と3月の貿易収支、4月のISM非製造業PMI 、6日に米国の4月の雇用統計などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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