仕事の進め方を細かく質問してくる「依存心の強い部下」...どう対応する?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE 2】(前川孝雄)

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   「前川孝雄の『上司力(R)』トレーニング~ケーススタディで考える現場マネジメントのコツ」では、現場で起こるさまざまなケースを取り上げながら、「上司力を鍛える」テクニック、スキルについて解説していきます。

   今回の「CASE 2」では、「依存心の強い部下」のケースを取り上げます。

  • 依存心の強い部下への接し方とは
    依存心の強い部下への接し方とは
  • 依存心の強い部下への接し方とは

(わからないことがあったら何でも聞きなさいと言ってたのに!)

【部下(A君)】課長! いま少しよろしいでしょうか?
【上司(課長)】あぁ...。何かな。
【部下(A君)】この文書ですが、ここは1行空けたほうがいいでしょうか?
【上司】...そうだね。そのほうがわかりやすいんじゃないかな。
【部下】ありがとうございます! それから、次の中見出しのタイトルはこれでいいですか?
【上司】...いまひとつわかりにくいね。本文のポイントを簡潔に表さないと...。
【部下】そうですか...。ではこの部分の文章は、この表現で大丈夫でしょうか?
【上司】あのね。一つひとつ答えていてはキリがないだろう。まず自分でよく考えてはどうだ?
【部下】はぁ...。でもいまひとつ自信がなくて、書き進めてから無駄になっても困りますし...。
【上司】こっちだって忙しくて、困るんだ! とにかく、まず一人で一通りやってみてくれ!
【部下】はぁ...。(わからないことがあったら何でも聞きなさいと言ってたのに!)

   営業用のプレゼン資料を作成する仕事の途中で、何かと細部について聞きにくる新入社員。「わからないことは何でも遠慮なく聞くように」とは言ったものの、上司も閉口ぎみです。

   このケースほど極端でないまでも、新入社員や経験の浅い社員で、些細なことを何かと聞きにきたり、こまめにアドバイスや承認をしたりしないと、仕事が進まない部下はいるものです。一向に報告や相談がないのも問題ですが、いつまでも依存心が強い部下も困りもの。あなたなら、どう対処しますか?

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