6月以降に0.75%の大幅利上げか?
第一生命経済研究所の主任エコノミスト藤代宏一氏も、「FRBの利上げ幅が今後の米国経済のリスク要因だ」として、5月に行われるFOMCの行方に注目する。
藤代氏のリポート「警戒すべき『75bp(0.75%)利上げに前向きな姿勢』」(4月26日付)の中で、
「足もとで話題になっている75bp(0.75%)利上げについては、ブラード・セントルイス連銀総裁のほか賛意を示している参加者は現れておらず、5月FOMCにおいてその可能性は低い」
としながらも、6月以降には現実味を帯びる可能性があるとする。
「6月、7月FOMCに向けてFED(米連邦準備制度)が75bp利上げに前向きな姿勢を示す可能性は否定できず、その点5月FOMC後の記者会見で何らかの情報発信があっても不思議ではないだろう。仮に75bp利上げに対して前向きな姿勢が垣間見えた場合はタカ派サプライズとなり、初期反応として金利上昇・株価下落が想起される」