象印マホービン社員の年間平均給与、2021年はジャンプアップ! 気になる業績推移もチェック

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主力は「炊飯ジャー」。海外売上比率は3割強

   象印マホービンは「家庭用品等の製造、販売及びこれらの付随業務」を営んでおり、セグメント情報の記載を省略していますが、決算説明資料では以下の区分で製品を整理しています。

Ⅰ. 調理家電
・炊飯調理(炊飯ジャー)
・湯沸調理(電気ポット、ケトル)
・電気調理(ホットプレート、コーヒーメーカー、オーブントースター)
Ⅱ.リビング
・ガラスマホービン(ガラスポット)
・ステンレスマホービン(ステンレスボトル、タンブラー、フードジャー)
・その他リビング
Ⅲ.生活家電
・空調・冷暖房(加湿器、空気清浄機)
・キッチン家事(食器乾燥機)
・その他生活家電
Ⅳ.その他(飲食事業など)

   製品区分別の売上高は、調理家電が全体の71.8%と大半を占め、リビングが20.9%、生活家電が5.0%、その他が2.3%となっています。

   細区分では、炊飯ジャーの炊飯調理が全体の45.2%を占める主力製品です。求人サイトによると、炊飯ジャーは「国内シェア15年連続No.1」とのことです。

   次いで、ステンレスマホービンが19.2%、電気調理が15.6%、湯沸調理が15.6%となっています。

   その他事業の飲食事業は、2018年にオープンしたごはんレストラン「象印食堂」(東京・表参道など)に続き、2021年3月に弁当専門店「象印銀白弁当」を大阪に出店し、JR新大阪駅の定番弁当の一つとして定着しているようです。

   なお、製品区分別の営業利益は、決算説明資料に記載されていませんでした。

   地域別の売上高構成比は、日本が66.9%、アジアが22.3%(うち、中国が11.6%)、北中南米が10.0%、その他が0.8%。同営業利益の構成比は、日本が52.2%、アジアが37.4%(うち、中国が20.8%)、北中南米が11.5%、その他がマイナス1.1%の赤字でした。

   営業利益率では、アジアが13.8%、北中南米が9.5%で、日本の6.4%を大きく上回っています。特に中国は14.8%で、日本の2.3倍と高い利益率を誇っています。

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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