「新しい命」を素直に祝福できない残念な事例
J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部では、今回の後輩の妊娠に関する投稿をめぐる論争について、女性の働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに意見を求めた。
――今回の投稿と、回答者たちの意見を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか?
川上敬太郎さん「さまざまな感情がからみあって、新しい命が宿ったことを素直に祝福できないという、残念な事例だと思います。後輩が妊娠したことで、業務上そのしわ寄せをかぶってしまう投稿者さんは大変です。落胆や怒りなどの感情が投稿の端々から感じ取れます。
ただ、投稿者さんが被害者で、後輩が加害者と見なしてしまうと、妊娠したことが悪いことのようになってしまいます。そんな図式になってしまうことには、社会のあり方として違和感を覚えます」
このあとも、川上さんのアドバイスは白熱します――。<「入社してすぐ妊娠って、どうなの?!」 仕事教えていた先輩女性の投稿に賛否...心狭いのはどっち?会社の体制の問題?専門家に聞いた(2)>に続きます。
(福田和郎)