「新入社員の産休育休、むしろ推奨」の例、その理由は...
一方で、こうした意見には真っ向から反対する、「妊娠=迷惑という意識では、女性の社会進出なんて無理」「投稿者は心が狭い」と、後輩女性にエールを送る意見も少なくなかった。
「入社した後はしばらく妊娠してはいけないという風潮がおかしいと思います。うちは新入社員の産休育休、むしろ推奨。早いうちに産み終えてその後ブランクなしに働いてもらったほうが、ある程度育ってから休まれるよりよっぽどメリットが多いです。だから、新卒で、半年で妊娠してもなんとも思われません。(中略)入社すぐの妊娠を否定することは女性の足を引っぱるだけと思います」
「じゃあ、(妊娠が)いつなら迷惑と感じないのでしょうか。仕事を覚えて責任が持てる仕事をもったタイミングですか? 妊娠=迷惑という感覚を受け入れてしまうと、もう女性の社会進出なんて不可能ですね」
また、結果的に投稿者を追い詰めることになった会社の人事体制そのものを問題視する意見も寄せられた。
「私の会社では、後輩の指導にあたる人には少しですが手当が出ますし、そのための経費もつきます。なので、『必死に教えたのに無駄だった』とは思いません。(中略)それに、産休育休中の業務を代わった人にも手当が出ます。あるいは、休業中の代替社員を雇います。また、出産が決まったら担当していた業務の棚卸をして引き継ぎがスムーズにいくように会社全体としてフォローしますので、『産休が迷惑』みたいなこともありません」
「心が狭い、狭くない、ではないですね。制度として利用するのだから問題ないですし、会社も認めている。会社は社員を雇って利益を出すのに利用している。国は子育て支援を推奨している。(中略)1人休んだくらいで業務に支障が出るような体制を取っている会社が悪いのです。(中略)人のせいにしていては成長しませんよ。なぜこうなっているのか。どうしたらよいのか。ここから考えてみましょう」