産休育休の連続...在職5年で働いたのは1年未満、の例
また、「気持ちはわかる」と、実例を挙げる人も多かった。
「こういうのは自分が被害に遭わないと理解してもらいにくいです。(中略)一緒に業務をしていた女性が大事なタイミングで産休育休に入り、2人で分ける業務を1人でする羽目になり、大変だった経験があるのでわかります」「あとは、大学院生の時に新しく入ってきた女性に実験の手ほどきが終わったとたんに予期せぬ妊娠、産休育休。戻ってきてからもフォローしましたが、『私のやりたかったことはこんなことではない』とまで言われて、嫌~な気持ちになったことがあります」
「うちも新入社員研修の最中に結婚、入社4か月で妊娠、1年半しっかり休んで復帰したと思ったら、すでに臨月ですぐに2度目の産休。次は2年育休取ってまさかの退職した子がいました。在職5年ほどで実際に働いたのは1年未満。ギリギリで育児休業給付金も貰えたので、もらうものを全部もらって消えていきました」
さらに、産休育休制度を利用するだけ利用して辞めていく場合は、ペナルティーを科してはどうか、という声もいくつか寄せられた。これが代表的な意見だ。
「やっぱり産休育休の権利だけというのはもうやめたほうがよいと思う。権利を得るなら義務も必ず負う必要があるのですが、大半の女性はしっかり義務も果たしている反面、逃げちゃっても特にペナルティーがないのは問題ですよね。(中略)よく言われている『育休後一定期間働かない場合は、育休の間に受け取った助成金を返納する』という決まりを作れば、ある程度の抑止力になるんじゃないかな」