困りものの「指示待ち部下」...どう仕事を与えればいい?【上司力を鍛えるケーススタディ CASE 1】(前川孝雄)

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仕事の進め方に見当がつかない部下への対応

   私は、かつて新人の部下に「3か月で顧客向けの販促セミナー企画を立ち上げる」という課題を与えたことがあります。しかし、本人はどうすれば立ち上げられるのか、見当がつきません。

   そこで、週に2回のミーティングを行うことを決め、「最初の1か月は、対象となる人にヒアリングをする期間にしよう。どういうルールで人を探し、コンタクトを取り、何を聞くのかは、自分で考えてほしい」と指示しました。

   その後は定期的に進捗状況を確認し、できるだけ本人の課題意識や疑問を引き出しながら、アドバイスを行っていきました。

   ヒアリングの成果が整理できたところで、「次はセミナーの概要を決める段階だ。そのためには、まずは2週間でプログラム案を考えてみてほしい」と促しました。これも期日は示したうえで、方法は本人に考えさせながら、進捗チェックとアドバイスは怠りませんでした。

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