きょうは50代のMさんがいらっしゃっています。
「50代後半に差しかかりました。会社の先輩方も雇用延長や起業するなど、新たな人生をスタートしています。もうすぐ役職定年になることや60歳以降は年収も減ることは前々からわかっていたつもりですが、じわじわとお金の不安を感じ始めたところです。不安に思っても仕方がないと思っていますが、前向きに考えたいなと」
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お金の不安に備えましょう、というお話！
まずは毎月の支出と収入を把握しておく
少し前、老後の「2000万円問題」が話題になりましたよね。「1億円必要だ」とも言われていましたよね。どちらも受け取り方によっては、間違っているわけではありません。でも、誰にもピッタリと当てはまるわけではないので、中身を理解しておきましょう。
老後夫婦の生活費が約20万円だとしたら、年間で約240万円。ここに退職金、年金がいくかもらえるかということや、家賃の有無は個人によって違うので、毎月の支出も人それぞれということですね。支出と収入の差額のマイナスが足りない金額です。
知っておくだけで、グッと不安は減ると思います。もし、老後に毎月5万円足りない状態とわかれば、それを稼ぎ出す力を今からつけておけばいいだけです。Mさん、こう考えてみると少し楽になりませんか？
「5万円なら何とかなりそうな気がします」（Mさん）
「目的のないコンビニ通いはやめる」
給料はお仕事を続ける限り、毎月決まった日に入ってきます。しかし、定年を迎えると決まった収入が途切れてしまいます。収入がないのであれば、支出を減らすだけです。そこで、今から支出を減らす習慣をつけておきましょう。
・目的のないコンビニ通いはやめる
・朝のコンビニコーヒーを減らす
・マイバックを持つ
・プラス料金の大盛りをやめる（健康にもなりますね）
など
すでにやっていることもあると思いますが、ちょっとした工夫が大事です。私も20代の頃は目的もなく、コンビニにほぼ毎日行っていた気がします。新商品があると、思わず買っていましたね。ちょっとしたクセも意識しないとやめられないので、今からぜひ支出を減らす習慣つけをしておきましょう。
インプットしたことをアウトプットする練習をしておく
会社員時代は、研修や資格取得に対して、会社からのサポートがあると思います。当たり前に与えられていたことって、意外と「ありがたみ」が薄れてしまいます。
Mさんもこれまで相当な量をインプットしていると思うので、身につけたことを会社以外の場所でアウトプットしてみましょう。社内で当たり前の知識が、外部ではすごく重宝される場面はたくさんあります。
誰かにアドバイスやサポートとしてアウトプットしてもいいですし、ブログやSNSなどで発信するのでもいいと思います。恥ずかしければニックネームでもいいですからね。
誰が、誰のためのサービスをやっているのか？
Mさんがもし将来、外部に向けたサービスを始めるとしたら、「誰が」「誰のために」「なぜこのサービスを始めるのか」を考えておきましょう。
Mさんは営業をされていたとのことなので、仕事でターゲットやペルソナ設定などをしていたかと思います。会社のサービスの部分を自分に置き換えて考えてみましょう。
具体的にやりたいことが決まっていない場合は、「誰が」という部分を深めていくといいと思います。「自分は何ものなのか」ということですね。これが、自分の棚卸しにもつながります。
......とは言ってみたものの、これは私が今、習っている講座の受け売り。さっそくアウトプットしてみました（笑）。こんなふうに、アウトプットする場所はたくさんあります。
Mさん、今すぐに困らないお金のことを心配しても疲れてしまうだけなので、ぜひまずは自分で「5万円稼ぐためにはどうしたらいいか」というテーマに置き換えて、動いてみてはどうでしょう。
（ひろ子ママ）
