きょうは50代のMさんがいらっしゃっています。
「50代後半に差しかかりました。会社の先輩方も雇用延長や起業するなど、新たな人生をスタートしています。もうすぐ役職定年になることや60歳以降は年収も減ることは前々からわかっていたつもりですが、じわじわとお金の不安を感じ始めたところです。不安に思っても仕方がないと思っていますが、前向きに考えたいなと」
まずは毎月の支出と収入を把握しておく
少し前、老後の「2000万円問題」が話題になりましたよね。「1億円必要だ」とも言われていましたよね。どちらも受け取り方によっては、間違っているわけではありません。でも、誰にもピッタリと当てはまるわけではないので、中身を理解しておきましょう。
老後夫婦の生活費が約20万円だとしたら、年間で約240万円。ここに退職金、年金がいくかもらえるかということや、家賃の有無は個人によって違うので、毎月の支出も人それぞれということですね。支出と収入の差額のマイナスが足りない金額です。
知っておくだけで、グッと不安は減ると思います。もし、老後に毎月5万円足りない状態とわかれば、それを稼ぎ出す力を今からつけておけばいいだけです。Mさん、こう考えてみると少し楽になりませんか?
「5万円なら何とかなりそうな気がします」(Mさん)