人事ポリシーをよく読んでみましょう!
そこで、みなさんに「うちの会社の人事評価って、どのように行われているの?」をしっかりと理解する機会をつくっていただきたいと思います。
最近は、人事制度を極力オープンにするべく、情報開示する会社が増えてきました。ただ、大きな改定がないと、開示された情報がどこにあるのか? 見る機会もなかったりします。
上司や人事部に、開示情報がどこに格納されているか聞いて、読み込んでみてください。すると、そこには人事ポリシーと呼ばれる、処遇を決める基準や役職ごとに期待されていることなど、「会社が社員に何を求めているか」事細かに書かれていたりします。
たとえば、チームワークを重視するとか、新しいことへの挑戦を期待するとか、改革に取り組む人材を高く評価するなど、自分たちの役職とか昇給を決めるときに、比較の基準を知る機会になると思います。
理解してみると、仕事の優先順位とか、判断おいて有意義に活かせる機会がたくさんあるはずです。
ちなみに、会社の人事ポリシーは不変ではなく、経営方針の転換で変わることがあります。チームワーク重視を掲げていた会社が、経営陣の交代を機に、個人の成果重視へと転換した会社と仕事をしたことがありますが、人事ポリシーは書き換えられていました。
ですので、1回だけ見たからいいとことではなく、改定が行われていないかチェックもたまにはしてみてください。
(高城幸司)