20年ぶりのドル高水準に警戒感 株価上昇の手がかり少なく......(4月18日~22日)【株と為替 今週のねらい目】

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   米ドル円相場は、米国の利上げ幅の拡大懸念に伴い、日米の金利差の広がりが見込まれ、ドル買い・円売りが優勢になっている。それにより、約20年ぶりのドル高水準にあり、警戒感が強まっている。

   一方、中国の新型コロナウイルスの感染再拡大は都市封鎖が続いており、中国経済の悪化懸念が広がっている。ウクライナ情勢も不透明だ。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • 約20年ぶりのドル高水準に警戒感(写真はイメージ)
    約20年ぶりのドル高水準に警戒感(写真はイメージ)
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東京株式市場 3月期の決算発表はじまる

日経平均株価予想レンジ:2万6500円~2万7500円

2022年4月15日(金) 終値 2万7093円19銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、もみ合いか。

   前週の東京株式市場の日経平均株価は、3週間ぶりに反発した。米国のインフレがピークアウトするとの見方が強まったことを背景に、米国の長期金利が低下したことが手掛かり材料となった。

   今週の日経平均株価は、2万7000円を挟んだもみ合いとなりそうだ。懸念材料となっていた米国のインフレに対しては、3月の消費者物価指数が40年ぶりの高い伸びとなったが、食品・エネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想を下回り、インフレがピークアウトするとの見方が強まっている。同時に、米国の長期金利も低下傾向にあるが、米国の利上げ幅の拡大に対する懸念が払しょくされたわけではない。

   さらに、新型コロナウイルスの感染拡大による中国の都市封鎖で中国経済の悪化が懸念されていること、またウクライナ情勢の先行きも不透明なため、日経平均株価が大きく上昇するような手掛かり材料には乏しい。

   一方で、米国に続き、国内でも3月期の決算発表が始まることから、個別物色の動きが強まりそうだ。

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