フリーランスで働くシニアエンジニア、「不安増えた」は7割... 競争激しい、年齢もネック?

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一番の不安は「案件が途切れないか」

   自由な働き方ができるフリーランスだが、さまざまな不安や悩みに直面することも少なくない。そこで、以前と比べて、フリーランスとして働くことに対する不安は増えたかどうか聞いた質問では、「とても増えた」(25.9%)と「やや増えた」(45.9%)をあわせて、71.8%にのぼる=図表2

   続いて、今後も現在と同じ条件(単価や案件獲得)で働けると思うかどうか聞いた質問では、「あまりそうは思わない」(37.0%)と「まったくそうは思わない」(9.0%)というネガティブな回答が、あわせて46.0%だった=再び、図表2

(図表2)フリーランスで働くことへの不安と、今後も同じ条件で働けると思うか聞いた(Miraieの作成)
(図表2)フリーランスで働くことへの不安と、今後も同じ条件で働けると思うか聞いた(Miraieの作成)

   具体的な不安については、多い順に、

35.0%「契約が終了したあとに案件が途切れないか(案件が安定するか)」
22.4%「単価が下がり続けないか(収入が減らないか)」
17.3%「年齢を理由に断られることが多くならないか」

   などが挙げられている=図表3。そして、こうした不安への対策には、

・新しいプログラムを積極的に学び、能力を高める(40代/男性/東京都)
・複数のフリーランス技術者登録サイトに登録している(50代/男性/東京都)
・取引先との連絡を密にする(60代/男性/神奈川県)

といった声が寄せられた。

(図表3)シニア層になってフリーランスを続けることで、最も強く感じる不安は?
(図表3)シニア層になってフリーランスを続けることで、最も強く感じる不安は?

   今回の調査結果に、Miraieは

「これまで築いてきた人脈を駆使し、案件を獲得する一方で、シニア層になってから苦労を感じる方が多いようです。実際に、年齢を理由として仕事を断られたり、単価を下げられたりするケースも見られました」「今までの人脈は大事にしつつ、エージェントを活用することで、より年齢を重ねて培ってきたノウハウを武器にシニアエンジニアとしても活躍できるでしょう」

としている。

   なお、今回の調査は、40代~60代でフリーランス歴が10年以上のエンジニア1074人(40代前半202人、40代後半238人、50代前半215人、50代後半216人、60代203人)を対象とした。2022年3月18日~22日、インターネットで実施。モニター提供元は、ゼネラルリサーチ。

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