前哨戦は3月まで、勝負は4月だ!
具体的な活動内容を見ると、「合同説明会・セミナーに参加した」は2月が最も高い。一方、「個別の説明会・セミナーに参加した」「エントリーシートなどの書類を提出した」「面接選考を受けた」などは、3月中が高い傾向で、3月に活動が集中している様子が分かる。
4月の活動予定を聞くと、「最終面接を受ける」が多く、例年より高くなる見込みで、4月中にさらに内定取得が進みそうだ。
就職みらい研究所所長の栗田貴祥氏はこうコメントしている。
「内定辞退率は28.9%(昨年の同じ時点よりプラス7.2ポイント)、進路確定率は22.1%(プラス5.9ポイント)と、ともに高い水準です。選考が早く進んでいる分、志望度の高い企業から内定を得て、進路を確定する学生も増えており、この傾向は4月も続くでしょう。学生の皆さんは、今後エントリーシートの提出や面接への参加など、多くの予定が立て込むかと思いますが、いつ締め切りや選考があるかスケジュールを把握し、計画的に活動を進めていきましょう」
調査は、2022年4月1日~4日、2023年卒業予定の大学生・大学院生を対象に、リクルートが運営する就活支援サイト「リクナビ」のモニターに登録した学生7641人(大学生6265人・大学院生1376人)にアンケートした。
(福田和郎)