続く円安ドル高 米国、長期金利の上昇で金融引き締め強化か?(4月11日~15日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 ドル、さらに上昇の可能性

ドル・円予想レンジ:1ドル=121円50銭~125円80銭

2022年4月8日(金)終値 124円32銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルがしっかりの展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米国での利上げ幅の拡大観測の強まりを背景に、米国の長期金利が上昇し、日米の金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが優勢になり、ドルは一時1ドル=124円台半ばまで上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルがしっかりの展開か。日米の金利差拡大を見込んだドル買い・円売りの構図が続くと見られるものの、3月28日に付けた1ドル=125円台前半の水準が近づいており、いったんは利益確定のドル売りなどでドルの上値が重くなると見られる。

   ただ、ドル高・円安の構図に変化はないため、1ドル=125円台前半の上抜ければ、ドルは1ドル=126円近辺まで上昇する可能性がありそうだ。

   経済指標は、国内では11日に3月の工作機械受注、12日に3月の企業物価指数、13日には2月の機械受注などが予定されている。

   海外では、11日に中国の3月の消費者物価指数と生産者物価指数、12日に米国の3月の消費者物価指数、13日に中国の3月の貿易収支、14日にECB(欧州中央銀行)定例理事会、米国の3月の小売売上高、15日に米国の3月の鉱工業生産などが予定されている。

(鷲尾香一)

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