そうだったのか?!リモート時代のビジネスマナー!!

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   4月を迎え、期待と不安に包まれている社会人1年生も多いことだろう。多くの企業の研修ではビジネスマナーから叩き込まれるはずだ。だが、コロナ禍によって、急激にリモートワークや書類の電子化が進み、ビジネスの現場は新しいフェーズに入ろうとしている。本書「ビジネスマナーと仕事の基本ゆる図鑑」(宝島社)は、そんなデジタル社会に対応した内容になっている。

「ビジネスマナーと仕事の基本ゆる図鑑」(岡田充弘監修)宝島社

   監修に当たったのは、クロネコキューブ代表取締役の岡田充弘さん。日本電信電話(現NTT)、大手会計コンサルティング会社などを経て、起業。著書に「爆速パソコン仕事術」「やりたいことを全部やれる人の仕事術」などがある。

   コロナ禍で、新入社員研修もリモートワークという会社も珍しくない。通常なら入社時研修やOJTで学ぶような社会人マナーや基礎技術を学ぶ機会が失われると、その後のキャリアや仕事に影響が出かねない。そこを補おう、というのが本書の狙いだ。

  • 実は、新入社員の人以外も参考になる一冊(写真はイメージ)
    実は、新入社員の人以外も参考になる一冊(写真はイメージ)
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まずは「デジタルツールの基本」から学ぶ!

   普通なら、ビジネスマナーから始まるところだが、「デジタルツールの基本」から始まるのが本書らしい。パソコンの初期設定、スマホの基本設定をまず学ぶ。

   次が、デジタルワークの基本だ。フォルダ整理の基本、ファイル名の付け方、ファイル検索の基本、キーボード操作の基本、ショートカットの基本と進む。その後が、Word、Excel、PowerPointの基本だ。すでに使い慣れている人にとっても役に立ちそうなことが書いてある。ここまでが第1章。

   いよいよ第2章が「リモート時代のビジネスマナー」となる。基本ルールの最初が、ビジネスメールのマナーだ。

   件名には、日付、内容が具体的にわかるようにする。宛名は、社名、部署名、フルネームで記載するのが基本だ。「いつもお世話になっております。」などの簡潔なあいさつ文に続いて名乗る。手紙のような定型文は不要だ。

   アポイントの日時、場所などは、箇条書きや罫線で区切るなど目立つ処理をする。添付ファイルは1~3MB程度まで、それ以上はファイル転送サービスなどで送る。1スクロールで用件がわかる内容が理想だ。

   最後に署名もお忘れなく。会社名、部署名、フルネーム、住所、電話番号、メールアドレス、URLなどを定型文で記載する。

   アポイントの依頼、見積書など業務文書の送付、上司・先輩への報告など、ビジネスシーンに合わせた定型文例も載っているので、参考になる。

   さらに、オンライン会議のマナーについて、準備、基本ルール、便利ツールと解説している。たとえば、オンライン環境とはいえ、参加メンバーを不快にさせない服装を意識する、取引先との会議ならジャケット着用が基本だ。自分が発言する時以外はミュートモードにするなど、対面とは違う心遣いも必要だ。

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