激動の時代だからマザー・テレサの言葉で自分に「軸」を
名古屋市東区に本社を構え、自動車のスパークプラグやセラミック製品などを製造・開発している日本特殊陶業・川合尊社長は、マザー・テレサの言葉を34人の新入社員に贈った。
「ロシア・ウクライナ問題など、世界では想像もしないようなことが起こっています。昨日の常識が今日の常識ではなくなる、そんな激動の時代です。その中で日々をどう過ごしていけばいいのか、そんな思いを抱くこともあるでしょう」
そんな中で「あなたの軸は何か?」と問われる機会が多くあると川合尊社長は語りかけた。
「軸とは判断基準であったり、ポリシーであったり、立ち戻る場所のことを指します。ぜひ、社会人生活の中で自分の軸を持ってください」
そして、大好きなマザー・テレサの言葉を贈ったのだった。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから
この言葉を私はこう解釈しています。『よく考えなさい、そうすれば言葉が変わる。言葉に出しなさい、そうすれば行動につながる。行動しなさい、そうすれば習慣が変わる。習慣を見直しなさい、そうすれば性格が変わる。そして性格が変われば、運命が変わる。」
そして、力強くこう結ぶのだった。
「我々の運命は我々が決めていくものだと思っています。皆さん、ぜひこれからの日々の中で自身の存在価値を考え、示していってください。期待しています」
<入社式「心に響く社長の挨拶」はコレ! 会社ウォッチ編集部が独断で選ぶ珠玉の言葉の数々【2:ビジネスの心構え編】>に続きます。
(福田和郎)