人の力を借りることで、自分も成長できる!
部下に自分の仕事を任せたことによって、これまでよりも仕事の効率が良くなったり、業績が上がったりすることもあるでしょう。また、部下の優れたスキルを活かしていくことは、部下の成長や組織の成長にもつながっていきますよね。
一方で、自分の立場を守りたい気持ちが出てくることもあるでしょう。
しかしながら、本来の上司としての役割は部下育成することです。部下が立派に育ったことを誇らしく感じていいと思います。自分とは違ったやり方で仕事を進める部下や挑戦をしている部下の姿を見ることで、上司としても学べることがたくさんあるのではないでしょうか。人の力を借りることで部下育成の能力が高まり、自分自身の成長につながっていくとも言えるでしょう。Iさんの「負けられない」という気持ちももちろん大事ですが、部下に「頼ってみよう」という気持ちも同時に持ってみてはいかがでしょうか。
ビジネス環境の変化が激しい時代には、今までの経験によって身についたパターン認識は役に立たなくなってきています。そこで、新たな学びも必要ですし、これまでにない発想を部下から引き出していくことも大切です。一人ではできることも限られます。新たな分野にチャレンジするには人に頼って目的を果たしていくことが体力、気力面においても効率がいいことだと思います。
(ひろ子ママ)