東京外国為替市場 1ドル=120円台突入か?
ドル・円予想レンジ:1ドル=117円80銭~120円80銭
2022年3月18日(金)終値 119円17銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが1ドル=120円台目指す動きか。
前週のドル円相場は、ドルが上昇した。FOMC(米連邦公開市場委員会)で米国の0.25%の利上げが実施され、加えて、今後の利上げ方針が明確になったことで、日米の金利差が鮮明となりドルは1ドル=119円台半ばまで上昇した。
今週のドル円相場は、いったんはドルが1ドル=120円台を目指す動きになりそうだ。米国の利上げ実施と今後の利上げ方針に対して、日本銀行の大規模金融緩和策の継続による低金利政策の対比が鮮明になり、日米の金利差によるドル買いが積極化している。
ただ、1ドル=120円台では実需や利益確定のドル売りが予想されるため、ドルの上値も重くなりそうだ。
経済指標は、国内では24日に日銀の金融政策決定会合の議事要旨(1月17~18日開催分)などが予定されている。
海外では、3日に米国の2月の新築住宅販売、24日に米国の10~12月期経常収支と2月の耐久財受注などが予定されている。
(鷲尾香一)