きょうは50代のRさんがいらっしゃっています。
「コロナ禍で在宅勤務を続けていましたが、今は週に1~2回出社することもあります。ただ、社外とのやりとりは引き続きメールやオンラインが多く、『働き方変わったな』としみじみ実感しています。コミュニケーションの取り方が変化しているため、部下の指導などもやりづらいと感じることもあり、悩みもつきません。」
文字のコミュニケーションに必要な能力
日本には「場の空気を読む」という感覚があります。コロナ前の会議では相手の表情から相手の気持ちを想像し、その場の空気を感じることができた方も多かったと思います。しかし、リモートワークが進み、「空気を読むコミュニケーション」は難しくなったといいますよね。
もともとメールだけで仕事のやり取りをしていた人と、初めて対面で会った時「メールでは冷たい印象だったけど会ってみるとすごくいい人だった」という感想を持ったこともあるでしょう。表情や口調から伝わりやすい人柄や人間的な魅力ですが、なかなか文章だけでは相手に伝わりにくいもの。そこで、必要になってきたのが文字のコミュニケーションです。しかし、メールの内容や書き方によっては相手に悪い印象を与えかねません。