確定申告にかかる時間、じつに752分! 面倒な「源泉徴収票や領収書のとりまとめ」「データ集計」に時間要す

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   全国の自営業とフリーランスとして働く男女600人に「確定申告に関する実態調査(2022年)」を実施したところ、確定申告にかかる時間は平均で合計752分にのぼることが、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル(東京都港区)の調査でわかった。2022年3月8日の発表。

   かなりの負担で、納税や確定申告にストレスを感じている人は、仕事上の人間関係にストレスを感じている人よりも多いという。

  • 確定申告、源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめに129分……(写真はイメージ)
    確定申告、源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめに129分……(写真はイメージ)
  • 確定申告、源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめに129分……(写真はイメージ)

年商や事業規模が大きくなるほどストレス感じる

   今年も確定申告が終わった(3月15日まで)。毎年のことだが、確定申告について勉強したり、領収書など必要書類をとりまとめたり、データを集計したりと、さまざまな作業が必要となる。多くの資料を目の前に面倒臭くて、ついつい後回しにしたくなる。そうこうしているうちに期限が迫ってきて......。

   調査では、そんな確定申告に必要な作業について、それぞれどのくらいの時間がかかるか、聞いている。

   最も時間がかかるのが「源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ」で129分。次いで「データの集計」が127分、「集計結果の記入や入力」の121分となり、その他の作業も含めて、確定申告のために必要な作業時間は平均で752分もかかることがわかった。

   また、確定申告時に大変だと思う作業を聞くと、「源泉徴収票や領収書など必要書類のとりまとめ」が43.8%で最多。「データの集計」が37.8%、「日々の帳簿付け」が36.5%、「集計結果の記入や入力」の34.8%が上位を占めた=図表1参照

(図表1)確定申告にかかる時間、大変だと思う作業(アメリカン・エキスプレスの作成)
(図表1)確定申告にかかる時間、大変だと思う作業(アメリカン・エキスプレスの作成)

   ほかに、どのようなことにストレスを感じているかを聞くと、「納税や確定申告」にストレスを感じると答えた人は70.7%と最多。「売り上げや収入が減ること」(69.3%)や「仕事上の人間関係」(48.0%)よりも強いストレスを感じていることがわかった。

   確定申告は最もストレスが高いが、ビジネスの年商別にみると、年商200万円未満でも65.1%がストレスを感じているが、年商1000万円以上になると75.4%と、ストレスを感じる人はさらに多くなっており、年商や事業規模が大きくなればなるほどストレスも大きくなるといえそうだ。

姉妹サイト