社内リモート会議「顔出しナシ」でOKな理由とは? 生活、家族と両立させるリモートワーク術

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リモート会議では「耳障りなノイズ」に注意

   リモートワークならではのコミュニケーションの取り方をいろいろ提案している中で、面白いと思ったのは、同社の社内会議はリモートになった当初からずっと顔出しナシ、ということだ。どういうこと? その理由として、3点挙げている。

1 対峙するのは顔ではなくて議題 画面には常に会議資料を共有
2 通信量が増えてパソコンの処理が重くなる 通信量が1ケタ違う
3 自分と家族のプライバシーを守るため

   さて、同社のとある製品チームの定例会議の会議資料が載っているが、これがかなり濃密だ。資料は参加者全員が手元で閲覧しつつ編集できるGoogleドキュメントなどで作成。会議の主旨や目的、議題と各部門の担当者からの報告・相談事項が書かれている。参加者は、会議開始時間までに書き込んでおくのがルールだそうだ。

   初めて話をする社外の人がいるときは、カメラをオンにして顔出しで行う方がいいが、頻繁に会議をするようになったら、顔出しナシもありだという。参加者全員の肩書や役割と名前を共有するのも大切だ。

   オンライン会議で最も大事なマナーは、耳障りなノイズを出さないことだ、と書いている。ノイズを減らすには、パソコン内蔵スピーカー&マイクではなく、外付けのものを使うこと。もう一つのポイントはミュート(無音)を活用すること。

   会議が家族の食事時間にかぶってしまうこともある。そんなときのために、オンライン会議ができる場所を自宅内外にいくつか持っておくと便利だ。

   「リモートワーカーが知るべきこと」として、「成長のための時間を作ろう」と書いてあるのに、はっとした。通勤時間はインプットに最適の時間だった、というのだ。往復の電車内で本を読んだり、ポッドキャストを聞いて英語を学んだり、有意義に使っていた人も多いだろう。

   継続的に学ぶ時間を確保するために、壽さんは、学ぶ時間を決める、触発し合える仲間を作る、オンラインセミナーに参加してみる、ことなどを勧めている。

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