きょうは50代のOさんがいらっしゃっています。
「最近、多様性や個を大切にする時代と言われていますよね。会社でも部下に対して『個を大切にするマネジメント』の必要性が求められています。しかし、『自分自身に対しては個を大切にできているのかな?』と振り返った時に戸惑いも感じています。」
日本の特有の「出る杭は打たれる」
日本には特有の慣習やルールがあります。なかでも「出る杭は打たれる」ということわざがあるように、なるべく個性を出さないようにと、会社の中で過ごしてきた50代の方も多いかと思います。Oさんもそうではないでしょうか。
昭和の時代は出すぎてしまうと「子会社への出向」「地方への転勤」など、自分ではどうしようもできないような会社からの辞令が出る、ということもあったようで...(私のまわりでは体験したことがありませんが、今もあるかもしれませんね)。
同じ会社で長く働くようになると、だんだんと会社のルールに染まっていくのも仕方ありません。そこにいきなり「個を大切にする時代だ!」と言われても、戸惑ってしまいますよね。しかし、家族単位から個人を単位とする社会に変わりつつある日本では、時代の変化からも「個を大切」することがやっぱり重要です。