勉強好きが一流になりやすいワケ
人気テレビ番組「開運! なんでも鑑定団」の鑑定士としても有名な北原照久さんに、岡崎さんはこんな話をうかがったことがあるそうです。
「北原さんがある講演会に呼ばれた時の、次のようなエピソードです。『勉強会といわれていたけど、どうせたいして勉強なんかしないで、みんなでお酒でも飲んで遊んでいるのだろうと思ったら、決してそんなことはなく、いい大人が真剣に学んでいる。気がつけば、その勉強会に参加していた仲間の4人は上場企業の社長になっている。やっぱり成功する人って勉強好きだよね』。このように仰っていました」(岡崎さん)
「勉強好きは、なぜ成功者になるのでしょうか。答えは『つきあう人が変わり、意識が上がる』ためです。類は友を呼び、朱に交われば赤くなります。学びや自己投資に積極的な仲間たちのなかに自分もはいれば、自然とそうなっていくのです」(同)
筆者である私が、経営学修士(MBA)、経済学修士(MEcon)を取得したのは、社会人になってからです。当時は、いまのように社会人大学院や専門職大学院などありません。仕事を犠牲にしなければ、取得はできませんでした。しかし、いまは、多くの人に学ぶための門戸が開かれています。学びの選択肢もおおいに広がりました。このタイミングを利用しない手はありません。
変化の時代には「学ぶ」ことが重要だと断言できます。次に起こることを予測し、情報に振り回されず、自分で判断をする必要があるからです。本書では、学びを成果に変え、学び続けることで、お金に困らない人生を歩むための方法が紹介されています。
(尾藤克之)