いまの新入社員は、入社前の「社会的活動」経験当たり前? 「まったくない」は少数派

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社会的活動の経験が多い新入社員は「不安」を感じる?

   一方、新入社員にとって会社や職場への不安はつきものだが、社会的な活動経験が多い新入社員ほど、「不安」を感じることが少なくないことがわかった。「不安」という項目に、「あてはまる」と答えた人は「4回以上」の経験で41.9%と、「まったくない」人の26.2%と比べて高い傾向がみられた=表3参照。

【表3】「不安だ」という項目にあてはまると答えた割合(2019~21年卒)
【表3】「不安だ」という項目にあてはまると答えた割合(2019~21年卒)

   リクルートワークス研究所は、かつて多数派だった入社前の社会的な活動経験が「まったくない」人は、すでに今の新入社員においては少数派(4分の1程度)。活動内容も多様化しており、多彩な若手が存在している、と指摘。一定の新入社員が入社時に「白紙の状態」はなくなっている可能性が高く、「こうした新入社員に一律のオンボーディング(組織社会化)施策で良いのか、ゆるい職場を前提とした育成の見直しが必要なのではないだろうか」としている。

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