「育休夫が妻不在時にママ友を自宅に招くのは許されますか?」
こんな働く女性の投稿が炎上気味だ。2人の子を持つ女性の夫は1年間も育休をとり、家事育児、保育園の送り迎えと専業主夫状態で女性を支えていた。
ところがある日、子ども連れだが、保育園の「ママ友」と互いに家を行き来していたことが判明、大ゲンカになったというのだ。
「あり得ない!」「夫は不倫する気満々」と非難轟轟な一方、「ママ友との相談も禁じられ、ワンオペで育児をやれというの」と擁護する声もあり、大激論になっている。専門家に話を聞いた。
育休夫「ママ友同士のように、家を行き来するのは問題ない」
話題になっているのは女性向けサイト「発言小町」(2022年2月16日付)に載った「妻不在時に育休夫が『ママ友』を家へ招く行為」というタイトルの投稿だ。ざっとこんな内容だ。
「6歳、0歳の子を持つ女性です。夫は1年の育休をとり、家事育児全般を担ってくれています。先日、私の不在時(平日、仕事中)に、保育園の『ママ友』を、6歳の子どもを遊ばせる目的で夫が家に招く出来事がありました。帰宅後、来客用のスリッパが出ていたことから知り、たまたまの流れだったとの説明を夫から受けました」
ところが翌日、子どもの話から向こうの家にも行っていたことを知り、違和感を覚えたのだった。妻(投稿者)の不在時に、子連れとはいえ、夫が女性を家に招いたり、向こうの家に行ったりするのは倫理違反(=不倫)ではないのかと追及すると、「育休中だから当てはまらない」と反撃。
育児を主として担っているのだから、通常のママ友同士がするように、お互いの家を行き来するのは問題ない、と考えているようなのだ。なんなら、夫からは「家族ぐるみの付き合いとして仲良くするのに協力して欲しい」と頼まれたのだった。
「夫は保育園の卒園行事の関連で複数の保護者とLINEしているようです。夫が育児に熱心なのはとてもありがたく、日々感謝していますが、今回のことは私のいう常識が当てはまらないと反撃されるばかりで、辛いです」
また、「ママ友2人以上や、休日に私のいるときに家に来るのではだめなの?」と聞くと、夫は「仲良くなるためのステップとしては不適当だ」と言い訳したのだった。夫とは夜中の2時まで激論を交わしたが、自分には非がないとばかりに謝罪の言葉はないらしい。
「夫の言い分だと、逆を言えば、女性が外に出て男性社会で働く以上、私が男性と2人きりで飲みに行くのも仕事のうちということになる」「育休中なら、日中異性同士がお互いの家を行き来するのは問題ないのか」
過去、結婚前の夫に「二股をかけられた」という苦い経験もある投稿者は、切々と悩みを訴えるのだった。