「初任給23万円って、30年以上前の私と同じ」
ほかにもヤフコメ欄では、さまざまな意見が飛び交っている。まず目につくのが、企業規模や業績のわりに「そもそも初任給が安すぎるのでは」という疑問が相次いだ。
「(バンナムの)初任給23万円って、私の30年以上前の初任給と同じなんですが、そっちがびっくりだ」
「初任給23万円は正直安すぎますよね。やはり優秀な人材を確保したいならそれなりに給料上げないと、いまや来てくれないですからね。ただでさえ、最近は育てたらみんな転職してしまう時代ですから、しっかり定着してもらうのが企業側からしたら、最優先課題でしょう」
一方で、「29万円の初任給」をうらやむ声も多い。
「ウチの会社は東証一部のIT系だが、給与規定に沿った定昇(年齢による昇給分)を実施し、各社員の前年比昇給率の平均を取った数値を、政府が求めている3%の賃上げと比較して『達成した』or『していない』を議論している」「ちゃんとやっている感をすごく出しているのだが、(中略)ベースアップは何年もなく、物価が上がっても初任給が変わらない新入社員の人はどんどん生活水準が低くなっていく」「初任給引き上げにともなうベースアップは、社会的責任を負うような大企業には責務だと思って身の丈に合わせてやってもらいたい」
「採用をしていますが、10年20年後に若手の労働者人口がさらに減ることを考えると、今確保していかないとどんどんスカスカな会社になってしまう」「ここで躊躇していると、外国人労働者に頼る未来しかないから、どれだけ日本人を確保できるかが勝負」「あとあわせて今取り組んでいるのはシニア層の確保ですね。まだまだ元気な60代の労働力をどう生かすか、(中略)製造現場の仕事を見直して60代以降の方にも負担なくできる業務を切り分けて新しい部署を作っています」