きょうは50代のNさんがいらっしゃっています。
「昔から誰に対しても『いい人』でいたいという気持ちが強く、ギブアンドテイクのギブギブギブをやってきたつもりです。悪く言えば八方美人ですけどね。もちろん、感謝されることもありますし、人から気にかけてもらえるなど、いいこともたくさんありましたが、どちらかと言えば、疲れることも多かったかなと思います。これから会社以外の生活の場も広がっていくとして、ギバーとしてやっていくのは、どうなのかなと感じ始めたところです。」
人は3つのタイプに分かれる!
アダム・グラントの著者『GIVE &TAKE「与える人」こそ成功する時代』に書かれていますが、人は状況によって3つの顔を使い分けているそうです。
・ギバー
他人中心で相手に対して「自分は何ができるか」を考えながら行動する人。
・テイカー
自分中心で「自分の利益を優先して」考えて行動する人。
・マッチャー
ギバーとテイカーの中間。公平な関係性という考えのもとで行動する人です。相手に何かをしてもらったら返しますが、与えられなければ与えません。相手と自分との間で損得のバランスを考えます。まさに、一般的な「ギブアンドテイク」がこれにあたります。
ギバーは相手に与えることで、相手からの信頼を得て、成功をおさめるケースが多いと言われています。ギバーから与えられた人は、ギバーに好意を抱いて、まわりに集まってくるんですね。そしてギバーには自然とチャンスが集まって、与えたものよりも多くの利益を受け取ることができるのです。心豊かに生きるためにはギバーとして生きることが最適と言えるでしょう。