株と為替、メインテーマは緊迫化するウクライナ情勢(2月21日~25日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米ドル、底堅く推移

ドル・円予想レンジ:1ドル=114円00銭~116円00銭

2022年2月18日(金)終値 115円00銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落する展開となった。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、リスク回避のドル売り・円買いが活発化したことで、ドルは一時1ドル=114円台半ば付近まで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが市場のメインテーマとなっており、リスク回避のドル売り・円買いが活発化しやすい状況が続いている。

   ただ、米国の1月の消費者物価指数が市場予想を上回ったことで、米国の利上げ幅の拡大観測が強まっており、一方では日本銀行が長期金利上昇を抑制するため、長期国債の指値オペレーションを通知したことで、日米の金利差を背景にドルは底堅い状況が続くものとみられる。

   経済指標は、国内では22日に1月の企業サービス価格指数、25日に12月の景気動向指数などが予定されている。

   海外では、22日に米国の2月の消費者信頼感指数、24日に米国の10~12月期GDP(国内総生産)改定値と1月の新築住宅販売、25日に米国の1月の個人消費支出と個人所得などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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