「信頼する家族と一緒に乗り越えていくのが尊い選択」
――「やめるか」「頑張って仕事を続けるか」......。川上さんならズバリ投稿者にどうアドバイスしますか。
川上さん「投稿者さんの夫はしっかりと収入を得てくれています。貯えもあり、退職することですぐに家族が路頭に迷うという状況ではないはずです。心配しているのは、今日明日のことではなく、将来に向けてどうなっていくかだと思います。そう考えると、未来を完全に読み切って間違いのない選択をするということは不可能です。どうしても不確定要素は残ってしまいます。
つまり、逆側から見れば、会社を辞めても頑張って仕事を続けても、よい選択にできる可能性がどちらにもある、ということです。何が正解かを見いだそうとしても答えは出ません。自分はどうしたいか、そして、選択した後はその選択を正解にするために、何をすればよいか考えることが大切なのではないでしょうか」
――なるほど。どちらの道を選んだとしても、何をするべきかが大切だ、と。
川上さん「一番心配なのは、投稿者さんの心身のストレス状況です。頑張れば頑張るほど、『自覚なき疲労』が溜まってしまいます。自分にとって何が負担になっているのか。夫や家族など、周囲の方々の力も借りて、ご自身の状態を客観的に把握し、負担の棚卸しをしてみていただきたい。
また、いま悩んでいる状態は、心身に何らかの異変が生じていることを知らせるシグナルかもしれません。必要であれば、遠慮なく夫や子どもたちにも頼ってよいと思います。負担や迷惑をかけてしまうなどと考える必要はありません。
逆に、投稿者さんご自身が、悩んでいる夫や子どもたちから頼られたとしたら、負担や迷惑などと思わないのではないでしょうか?自分でなんとかしようと頑張るのも立派なことですが、信頼する家族と一緒に乗り越えていくのもまた、尊い選択なのだと思います」
(福田和郎)