【上司力を鍛える】使いこなせなければ、いまや部下育成もチーム作りもできない「ITツールの習熟化」《前編》(前川孝雄)

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ツールの習熟には、若手を頼る

   準備の第一段階は、上司自身がZoom、Chatwork、Teams、Webex、Slackなど主なITツールに習熟し、その特性を理解することです。これは書籍などで自習し、セミナー受講も有効ですが、自ら使って慣れることです。また、この分野はデジタルネイティブな若手ほど得意な傾向があります。臆せず部下や後輩にツールの使い方を訊き、習いましょう。

   テクニカルスキルで、上司が優位に立つことにこだわる必要はありません。部下が得意なことには素直に頼るのも、「上司力」の一つです。部下の強みを活かすことに通じますから。ただし、表向きは笑顔で教えてくれたとしても、内心では「このくらい自分でマスターしてくださいよ」とうんざりしている部下も少なくありません。一度学んだことは復習を重ねて早々に身につけましょう。

   また、ITツールはどんどんバージョンアップしていきますから、基本を習った後も最新情報や使い方にはアンテナを張っておきましょう。とくにIT通の部下がいれば、いつも善意に頼るのではなく、チームの中の役割として情報のシェアを促し、柔軟に取り入れることが賢明です。

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