基本のキから知るには、気楽に読めるマンガで
J-CASTニュース会社ウォッチ編集部は、中小機構近畿本部連携支援部の豆谷篤(とうや・あつし)さんに話を聞いた。
――本格的なガイドブックがあるのに、あえてマンガ版をつくった目的はなんですか。
豆谷篤さん「大坂・関西万博では『SDGs』がメインテーマになっていますから、なんとか大きな波にならないだろうか、とくに中小企業の皆さんもこれを機会にぜひ取り組んでほしいと思い、(『中小企業のためのSDGs活用ガイドブック』の公開と同時期の)昨年3月から『SDGs』の相談窓口を作って頑張っています。すでに70件くらい、『どう始めたらいいのか』という相談をいただきました」
――ガイドブックは非常にしっかりした内容ですが、字がいっぱいという印象を受けますね。
豆谷さん「そのとおりです。それはそれで、本当に関心がある企業がやってみようという時には役立っていると思います。しかし、文字が多くて読むのに20分はかかります。関心をもつ前の段階で『基本のキから知りたい』『SDGsって何だ』と大雑把につかんでいただくには、数分で読めるマンガのほうがいいと思い(マンガ版の制作に至り)ました。
タコ社長も何も知らないところから始めましたからね。だから、この冊子のタイトルも『はじめの一歩』と名付けました。窓口に相談に来られた方には、ダウンロードを勧めています。まずはマンガを手に取っていただきたいと、切に願っています」
(福田和郎)