オミクロン急拡大で儲かる人、泣く人...内閣府「景気ウォッチャー調査」を深読み

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大学、専門学校にも「好景気」の波

   経済が悪化すれば、解雇されて職を求める人が増えることを考えると、当然の結果かもしれない。その一方で、コロナが落ち着けば、新年度から採用が活発になるという予想もある。そうした求人増の動きが学校の就職課や、求人広告を載せる新聞社を喜ばせている様子が浮かび上がる。

大学も景気のいい話が多い。キャンパスで談笑する女子学生(写真はイメージ)
大学も景気のいい話が多い。キャンパスで談笑する女子学生(写真はイメージ)
「2023年の新卒予定者を対象とした学内合同企業説明会は、各業界からの出展申込みが軒並み好調であり、企業側の新卒採用意欲の回復がうかがえる(北海道・大学)
「新年度を迎え新たな採用計画の下で、募集活動を行う企業が増えてくる」(沖縄・専門学校)
「数か月前と比較すると、少しずつではあるが求人広告の出稿件数が上向いている」(北陸・新聞社)

   また、一時は、「ウッドショック」(木材価格の高騰)で原材料不足に悩んでいた家具業界も落ち着きを取り戻したように読み取れる。

「新型コロナの第6波が生じているが、競合各社で積極的な新店舗展開や新ビジネス展開を進める様子がみられることから、景気はやや良くなっている」(北海道・家具製造業)
「ウッドショック、コンテナ不足の影響を受けて現場工事の進捗は遅れているが、受注量が回復している」(四国・木製品製造業)
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